今年も、5月1日よりクールビズ期間となりました。
ニュースでも取り上げられていましたね。服装に困る方も多いと思います。
第一印象で損をしないよう、私も、社内でクールビスにおける服装マナーの指導をしています。
基本的な服装マナーについてご紹介します。これから夏用衣類を購入される際の参考にしてください。
男性のクールビスファッションのポイント
官庁や地方の役所では、かりゆしウェア、ポロシャツ、スニーカーもOKだとしても、一般企業では、業種によってはNGのところも結構あります。
クールビズ期間中だとしてもネクタイが必要な場合もありますので、社内はそれぞれの許される範囲で工夫して涼しい服装をすることが可能ですが、外回りの場合は、そうもいきません。
服装は第一印象を決める大きな要素となります。ここで損はしたくありませんので、ベースラインとなるマナーを知っておく必要があります。
限られた予算の中でワードローブを整えていく必要がありますので、後悔のない買い物をしたいものです。
マナーに厳しい方は結構いらっしゃいます。突然、出入り禁止を言い渡されるなんてことのないよう、できる限りのことはします。外部の人に面と向かって指摘してくださる人はほとんどいないでしょう。だまって、離れていかれてしまいます。
ノーネクタイだから、いつものシャツのネクタイを外しておく
これは、NGです。
ノーネクタイの際は、襟がだらしなくならないようにするためにデザインされたシャツを着用します。ボタンダウンシャツが代表的です。
ただネクタイを外しただけでは、だらしなく見えてしまいます。
これから、夏用シャツを購入する際には、気を付けてください。
ここで一緒に知っておきたいのは、ボタンダウンシャツにネクタイをしてはいけません。
ボタンダウンシャツはカジュアルなシャツですので、ネクタイをしてしまうと、ちぐはぐな印象を受けます。
年間通して同じシャツのネクタイをつけるか、外すかでは、だめだということです。
肌着も結構見られている
ロゴ付きのTシャツを肌着として着用していたとしたら、最悪です。また、襟元からインナーが見えていませんか。
汗じみが目立つのも不快な印象を与えてしまいますので、吸湿・速乾・防臭といった機能の備わった夏用の肌着を選びましょう。
毎年、質が向上しており、快適に着用できるものが手ごろな価格で購入できるようになりました。ぜひ試してみてください。
色は、白ではシャツから透けて目立ちますので、ベージュやライトグレーを選びます。
縫い目がないものも、おすすめです。
半袖と長袖
私は、長袖シャツをおすすめします。
見た目に涼しいのは半袖ですが、実は、長袖の方が快適に過ごせます。
デスクワークをする際も、机に素肌が接するより、シャツがある方が快適です。皮膚がすれて赤くなってしまった方をみかけたこともあります。
上着が必要な場面もありますので、その際は、半袖に上着を着ると上着が傷んでしまいます。シャツの替えを持っておくくらいなら初めから長袖にします。
肌の露出が多いことを好まない方も多く、半袖NGの組織も結構ありますので、長袖が無難です。
屋外では、袖があることで日陰になり、かえって涼しく過ごせます。アラブの国々では、男性も長い袖の服を着ています。それは、理にかなったことだからです。エジプト旅行時に現地の人からも教えてもらいました。
クールビズという制度が始まってまだ歴史が浅いため、マナーもまだ定着していませんので、迷うことも多いと思います。特に新社会人や転職で新しい職場といった場合に悩むと思います。ここで紹介したのは、好ましい服装の最大公約数と思ってください。
服のデザインにはそれぞれの歴史があります。どういった目的で誕生したものかを知ることでその場にふさわしい服装であるかどうか判断できるようになります。
知らなかったら、「そんな常識もない人」と印象づけてしまい、挽回するのは大変な苦労が必要となります。その人のためを思って、身近な人から声をかけてあげることが大切です。